「Aiprovide TreeView Online」アドインを使用することで、SharePoint Onlineのサイト上に存在するドキュメントライブラリを、エクスプローラーの様に表示することができます。
SharePointを利用して文書管理を行う際には、サイト上にドキュメントライブラリを作成し、このドキュメントライブラリ内にドキュメントを登録します。この際、ファイルサーバーと同様に、ドキュメントライブラリにフォルダを作成して文書を分類することが一般的です。フォルダを作成しない運用も考えられますが、その場合は、分類に応じたドキュメントライブラリが必要となり、また、ドキュメントライブラリ内にはアイテムがフラットに保存されることから、利用ユーザーの閲覧性が低くなります。そのため、通常はフォルダを作成し、その中にドキュメントを保管します。
実際にドキュメントライブラリによる文書管理を実装し運用を開始すると、利用ユーザー数が多い場合にはドキュメント数が非常に多くなり、フォルダによる管理の必要性が高くなる傾向があります。また、フォルダ階層も非常に複雑化する傾向があります。
しかし、ドキュメントライブラリのフォルダ内に文書を登録した場合に、SharePointの標準ビューではフォルダの階層構造を辿りにくい場合があります。この場合の解決策として、エクスプローラービューによりフォルダを階層構造で表示して使用します。しかし、Microsoft EdgeやGoogle Chromeの様なモダンブラウザではエクスプローラービューがサポートされていません。
この様な状況から、ドキュメントライブラリ上にフォルダ階層を作成した際に、エクスプローラーの様に表示しドキュメントの操作が可能となるアドインを開発しました。
■動作可能ブラウザ■
Edge、Chrome、IE11、Firefox
(IE10以前では動作しません。)
・エクスプローラー形式
左にフォルダ階層、右にフォルダ内のドキュメントを表示します。
・縦方向形式
フォルダとファイルを縦方向に表示します。
の2種類の形式があります。
「エクスプローラー形式」の方が機能強化を図っており、弊社としてはこちらの使用を推奨します。「縦方向形式」については、過去提供していた関係から継続してアドインに同封しておりますが、今後、改修する予定はありません。
本説明も、「エクスプローラー形式」を中心に行っております。
■エクスプローラー形式
■ 縦方向形式
サイトコレクション内の任意のドキュメントライブラリを表示することができます。
また、一画面に複数のアプリパーツを配置し、それぞれ別のドキュメントライブラリを表示することが可能です。
フォルダおよびドキュメントを選択し右クリックすると、フォルダおよびドキュメントの名前変更/コピー/移動/削除が実行できます。
また、ファイルをアップロードすることも可能です。
表示項目、表示項目の左からの並び順、フォントサイズ、アイコン画像等の変更が可能です。